あまみ島一番コン、17商品を評価

2020年01月24日

社会・経済 

出品された商品を試食し、説明に聞き入る審査員たち=23日、奄美市名瀬

出品された商品を試食し、説明に聞き入る審査員たち=23日、奄美市名瀬

 奄美群島の新たな土産品や特産品を開発する「あまみ島一番コンテスト」(一般社団法人奄美群島観光物産協会主催)は23日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。奄美大島、加計呂麻島から応募のあった8事業者の自慢の商品17品が並べられ、審査員たちが試食したり、触れるなどして評価した。

 観光客や消費者のニーズに対応するため、各島の地域資源を生かした商品を開発しようと企画され、今年で8回目。群島内26事業者が「スイーツ」「弁当・総菜」「加工食品」「工芸品」の4部門に58品応募した。審査員は株式会社三越伊勢丹(東京)、飲食店情報を集めたウェブサイトを運営する株式会社ぐるなび(東京都)、県特産品協会の職員やバイヤーら3人が務めた。

 審査会は20日の徳之島会場を皮切りに沖永良部島、喜界島で行われ、奄美会場は4カ所目。テーブルには龍郷町のヤギミルクを使用したアイスクリームやドーナツ、すもも酒やたんかん酒を使用したゼリー、大島紬を使用したカードケースなど創意工夫を重ねた商品がずらり。事業者は審査員に特色や一押しポイントをアピールした。

 審査員は商品の製造工程や原材料、品質などをチェック。「レベルがとても高くて感動した」「品質表示には課題もある」などと講評した。審査結果は1月下旬~2月上旬ごろ発表される。