エコツアーガイド、18年度は153人が研修/群島内

2018年04月15日

社会・経済 

西村教授(右)の講義でエコツアーガイドの役割などを学んだ第1回研修=14日、知名町

西村教授(右)の講義でエコツアーガイドの役割などを学んだ第1回研修=14日、知名町

 奄美群島広域事務組合主催の2018年度エコツアーガイド初期段階育成研修が14日、沖永良部島を皮切りに始まった。受講者はエコツアーガイドの役割を学ぶとともに、ガイド技術の向上に努めた。本年度も体験型観光プログラムの作成に取り組む。

 

 研修は既存のガイドや観光関係事業者のほか、エコツアーガイドを目指している人、興味のある人などが対象。世界自然遺産登録後の奄美への観光客増加を見据え、エコツアーガイドの資質向上や量的確保が目的。

 

 14年度に始まり、17年度までに群島全体で113人が研修を修了した。3期目の18年度は奄美大島95人、喜界島10人、徳之島21人、沖永良部島13人、与論島14人の計153人が申し込んだ。

 

 この日は知名町の産業クラスター創出拠点施設会議室で第1回研修があり、沖永良部島の受講者全員が参加。長崎県立大学の西村千尋教授が講師を務め、午後1時から約5時間、エコツアーガイドの基礎や、自然環境の特徴と資源としての可能性などを学んだ。 本年度の研修は計7回。座学で作成した観光プログラムを基に来年2月には実地研修(まち歩き)を行う予定。群島内他4島でも5月下旬までに研修が始まる。