キビ減収量1万8千㌧ 徳之島

2017年11月01日

社会・経済 

台風22号の影響で深刻な被害が懸念されるサトウキビ=30日、天城町天城

台風22号の影響で深刻な被害が懸念されるサトウキビ=30日、天城町天城

 【徳之島総局】台風22号の接近、通過に伴う暴風雨の影響で、奄美群島最大のサトウキビ産地の徳之島は、島内のほとんどのほ場で倒伏や葉の裂傷、潮塩害などの被害が発生した。台風22号通過後の減収量は約1万8千㌧、減収率は10・74%を見込む。糖業関係者は「台風21号からの回復ができていない状況で、再び台風が襲来して被害が拡大した。キビの生育、登熟への影響が非常に懸念される」と危機感を募らせている。