ミカンコミバエ防除解除に期待-奄美大島

2016年06月02日

社会・経済 

 農林水産省の防除対策検討会議で7月9日をめどに果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエの緊急防除を解除するとの方針が示されたことを受け、防除区域に指定されている奄美大島の関係者からは期待の声が聞かれる。同省植物防疫所によると、同島(加計呂麻島、与路島、請島含む)5市町村の5月24~30日の誘殺は確認されず、23週連続でゼロ。県は地元が一体となった防除への取り組みが奏功したと評価し、規制対象果樹の生産者らは「解除が実現すれば、販路の新規開拓にもつながる」と期待している。