ワーケーションのモニターツアー 与論島

2021年12月20日

社会・経済 

ワーケーションのモニターツアーで、リモートワークを体験する参加者=10日、与論町(提供写真)

観光地などで仕事をしながら余暇を楽しむ「ワーケーション」のモニターツアーが10~12日、与論島であった。日本エアコミューター(JAC)の社員4人が参加し、リモートワークの環境を確認しながら、島内の自然や文化を満喫した。

 

ツアーはヨロン島観光協会が、ワーケーションの企業向けプログラム作成に反映させようと企画した。今年度はJACと協力して3回実施する予定で、今回は2回目。

 

一行は10日に来島し、宿泊施設のカフェなどを利用してリモートワークを体験した。2日目の11日は、与論民俗村で草木染を体験した後、与論町内の果樹園の視察や遊歩道でのウオーキングなどを行った。

 

ツアーに参加したJACの澤栁富康さんは「もともと与論が大好きで、いつもは仕事か遊びかどちらかで来ていた。ワーケーションは両取りなので、滞在日数が長くなる。より与論を知ることができると感じた」と笑顔で話した。

 

リモートワークについては「海を見ながら仕事をして、普段とは違うイメージが湧いてきた。仕事のリズムを変えたいとか、アイデアを湧かせたいとか、そういう時にはワーケーションは有効だと思う。今回の体験を会社にフィードバックしたい」と話した。

 

同観光協会の町岡安博事務局長は「参加者から意見をいただいて、ワーケーションのプログラムを磨き上げていきたい」と述べた。