乗降客62万人、群島間も増/交付金、バニラ追い風―奄美空港利用

2015年06月13日

社会・経済 

2014年度の乗降客数が9年ぶりに60万人台となった奄美空港=奄美市笠利町(資料写真)

2014年度の乗降客数が9年ぶりに60万人台となった奄美空港=奄美市笠利町(資料写真)

 奄美空港管理事務所(奄美市笠利町)のまとめによると、同空港を離発着する定期便の2014年度の乗降客数は、前年度比6万5202人(11・6%)増の62万4979人だった。乗降客数が60万人を超えたのは05年度以来9年ぶり。奄振交付金を活用した航空運賃の低減や14年7月に奄美―成田間に就航した格安航空会社(LCC)バニラ・エアの効果が全体の客数を押し上げた格好だ。奄美―福岡間、奄美と喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島を結ぶ群島間路線も前年度を上回った。全体の座席利用率は61・3%で前年度に比べて0・5低下した。