予約率、70%超に-バニラ・エア就航

2014年06月21日

社会・経済 

 格安航空会社(LCC)バニラ・エアの奄美大島―成田路線が7月1日に就航するのを前に、奄美大島の官民関係機関が20日、歓迎セレモニー実行委員会(事務局・奄美群島広域事務組合)を設立した。低迷が懸念されていた同路線の7月平均予約率が、20日までに70%超となったことが報告された。出席者は同社側が掲げる「目標80%台」を念頭に、奄美、関東両地区での周知活動などの推進を申し合わせた。
 バニラ・エアの運航開始日の予約率については、今月10日にあった奄美大島・喜界島航路対策協議会で「東京発は60%だが、奄美大島発が25%にとどまっている」との報告があった。同協議会では「利用率が低迷すると路線維持も難しくなる」との指摘もあった。
 20日、奄美市名瀬の奄美自治会館であった歓迎セレモニー実行委設立会議では、予約率の上昇が出席者から報告され、「予約で満席の日もある。7月19日スタートの船舶運賃割引や、夏休み入りでさらに(予約率が)上がるのではないか」との声もあった。8月平均の予約率も既に60%に達しているという。