処理状況、ネットで照会 あすサービス開始 国給付金10万円 奄美市
2020年05月24日
社会・経済
新型コロナウイルス感染拡大に伴う国民1人10万円の特別定額給付金で、奄美市は25日から、申請後の処理状況をインターネット上で確認できる「問い合わせWebサービス」を始める。照会には郵送用申請書のバーコード下に記された給付コードが必要。市ホームページ(HP)内のリンク先に入るか、QRコードを読み取ることで閲覧できる。
給付金の申請方法は①マイナンバー(個人番号)カードを使ったオンライン方式②郵送方式-の2通りある。
現在は①と②のうち市HPからのダウンロード用紙を使った郵送申請を受け付けているが、両方法では世帯ごとに割り振られた給付コードを知ることはできない。
給付コードを確認できるのは近く全世帯に到着予定の申請用紙。用紙右上部分に印字されたバーコードの下に、最大8桁の数字が書かれている。
申請書を市役所へ返送後、Webサービスに給付コードを入力すると、「未受け付け」「審査済み」「振込予定」「支給済み」などの進捗(しんちょく)状況や振込予定日が表示される。スマートフォンやパソコン、タブレット端末で閲覧できる。SAPジャパンが無償提供するシステムを利用した。
総務課の押川裕也課長補佐は「給付コードを忘れても市窓口では答えられない。必ず控えてほしい」と呼び掛けている。
福祉政策課によると、22日現在で市内2万3787世帯のうち、1276世帯約2900人分の振り込みを完了した。郵送申請書は申請済みの世帯にも送付されるが、「重複して申請しないよう注意を」と喚起している。