千葉・東武百貨店で奄美・沖縄物産展が開幕

2018年06月10日

社会・経済 

人気を集めた「モズク天ぷら(与論)」「黒糖・ゴマ(喜界)」の売り場=8日、千葉県船橋市

人気を集めた「モズク天ぷら(与論)」「黒糖・ゴマ(喜界)」の売り場=8日、千葉県船橋市

 「奄美・沖縄の物産展」(奄美群島広域事務組合など主催)が7日、千葉県の東武百貨店船橋店で開幕した。キャッチフレーズは「太陽と海からの贈り物」。奄美群島からは5島7市町の18業者が出展。健康志向が高まる中、素朴な島の味が都市圏の買い物客の目を引き、商機と商圏の拡大に期待を膨らませている。13日まで。

 

 8日、実演コーナーでは与論町の業者がアオサやモズクなどの水産物の天ぷらを来場者の目の前で調理した。揚げたての香ばしさと歯応えに、来場者も満足していた。

 

 パッションフルーツ(瀬戸内町)、「ごまざた」(喜界町)、キクラゲ(知名町)など食品類も人気。飲み方やレシピを紹介しながら販売した奄美黒糖焼酎や化粧品、本場奄美大島紬と泥染め製品にも注目が集まっていた。

 

 キクラゲを購入した船橋市の40代男性は「テレビの旅番組で沖永良部のキクラゲ栽培を見ていた。生のキクラゲは珍しい。近所への贈答用にも購入した」と話した。

 

 初日の7日は奄美市出身のカサリンチュも屋上でライブを開催し、イベントを盛り上げた。