吉祥寺に奄美物産コーナー 水産加工品や大島紬も AMAMIMAMA

2018年06月06日

社会・経済 

30坪のスペースに奄美群島の逸品を多角的に訴求している「奄美大島ショップAMAMIMAMA」=1日、東急百貨店・吉祥寺店

30坪のスペースに奄美群島の逸品を多角的に訴求している「奄美大島ショップAMAMIMAMA」=1日、東急百貨店・吉祥寺店

 一般社団法人AMAMIMAMA(元雅亮代表理事)は5月31日、東京都武蔵野市の東急百貨店吉祥寺店に期間限定の奄美物産コーナーを開設した。水産加工品や生鮮野菜、加工食品、大島紬と小物類などを陳列。製品のパンフレットやレシピ集に加え、観光パンフレットも配布し、多角的に奄美群島をPRしている。8月1日まで。

 

 店舗近くの吉祥寺駅はJR東日本と京王電鉄が乗り入れるターミナル駅。1日の平均乗降人員は約29万人。吉祥寺は東京・多摩地区屈指の繁華街で、隣接市区以外からも多くの人が集まる。

 

 AMAMIMAMAが出店したのは3階の「武蔵野マルシェ」と呼ばれる、全国の名品でマルシェ(市場)のようなにぎわいを演出したフロアの一角。30坪のスペースで奄美群島の28企業の「自慢の逸品」を陳列販売している。

 

 武蔵野市内から来場した女性(50代)は「セーイカ?を買った。初めて耳にするイカの名前だったが、地元漁協の職員の方が丁寧に説明してくれた。試食で納得。おいしかった。都心の『県の物産ショップ』に行かなくても気軽に産地の名品と出会えるのが魅力。旅行気分が味わえるのもうれしい。家に帰って地図帳を見ながらイメージを膨らませているわ」と満足そう。

 

 事業者を統括している元代表理事は「島の企業の理解あっての出店。初日から売れ行きは好調だ。平日の来店数が多いのも魅力。期間は2カ月と長丁場。生鮮食品や青果類の販売にも力を入れ、売場にアクセントをつけている」と話し、「果物は瀬戸内町のパッションフルーツ大和村のスモモ、奄美市笠利町のドラゴンフルーツ、マンゴーと旬を追いかけながら最高の状態で消費者に届けたい」と意欲を見せた。