和牛日本一連覇など採択 県JA畜産振興大会 鹿児島市

2019年07月06日

社会・経済 

大会スローガンなどを採択した県JA畜産振興大会=5日、鹿児島市

大会スローガンなどを採択した県JA畜産振興大会=5日、鹿児島市

 【鹿児島総局】JA鹿児島県経済連主催の「県JA畜産振興大会」が5日、鹿児島市内のホテルであった。大会は3年に1度の開催で、生産者や関係団体などから約800人が出席。鹿児島黒牛の生産基盤拡充や、3年後に県内で実施される全国和牛能力共進会での日本一連覇などを盛り込んだ大会スローガンを採択した。

 

 県経済連の永福喜作会長は「本県の農業産出額は全国2位で、うち畜産部門は63%を占めている。2年前の全国和牛能力共進会では悲願の日本一にもなった。組合員とJAがその力を最大限発揮し、魅力ある確かな産地づくりを実現していこう」とあいさつ。農業者の所得増大や農業生産の拡大、食の安心・安全など基本方針を確認した。

 

 スローガンは①肉用牛②養豚③養鶏④飼料⑤共通―の5項目別。養豚は高品質な種豚導入などによる「かごしま豚」のブランド力向上、養鶏では施設整備・生産技術の向上による生産基盤の拡充などが掲げられた。

 

 表彰もあり、畜産の取扱実績からあまみ、そお鹿児島、鹿児島きもつきの3農協に優秀賞が贈られた。

 

 公益社団法人中央畜産会会長で衆院議員の森山裕氏が「畜産をめぐる情勢」の演題で講演した。