大正大がアンテナショップ開設 奄美市名瀬

2018年02月20日

社会・経済 

オープニングセレモニーの「振る舞いおむすび」に舌鼓を打つ来場者=19日、奄美市名瀬

オープニングセレモニーの「振る舞いおむすび」に舌鼓を打つ来場者=19日、奄美市名瀬

 大正大学(本部・東京都豊島区)のアンテナショップ「なぜまちモーレ」が19日、奄美市名瀬の中心商店街にオープンした。奄美や東北、京都府、宮崎県の物産を販売するほか、店舗の一部をレンタルスペースとして提供。観光客に向けた情報発信を行うとともに地元住民の交流の場を目指す。

 

 「なぜまちモーレ」は奄美大島の方言「いもーれ(いらっしゃい)」に由来。同大学が地元巣鴨の商店街と連携して大学近くに3店舗を展開するアンテナショップ「座・ガモール」ブランドの一つという位置付けで、他店で販売している各地の特産品や、奄美群島の食材を使ったジャムやジュース、調味料などが並ぶ。

 

 同大学の地域創生学部は2017年から奄美大島で実習を行っており、店舗は今後、学生たちの実習の場として利用されるほか、大学から講師を招いてセミナーなども開くという。

 

 徳之島町出身で大正大学地域構想研究所奄美支局長の松田美和子店長は「なぜまちモーレが地域の憩いの場になり、同時に来島者との新しいつながりが生まれる場にもなれば。商店街の活性化にもつなげたい」と意気込んだ。

 

 19日はオープニングセレモニーがあり、東北産の米と奄美の食材を組み合わせた「振る舞いおむすび」が用意された。訪れた住民や関係者らは新たな味のコラボレーションに舌鼓を打ち、店内に並んだ特産品を興味深く眺めていた。

 

 営業時間は午前10時~午後7時。水曜日定休。問い合わせは電話0997(57)1257なぜまちモーレ。