奄美の魅力PR 沖縄でツーリズムジャパン

2020年11月05日

社会・経済 

奄美ブースで与論島のワークショップ・星砂探しを体験する来場者(奄美群島観光物産協会提供)

奄美ブースで与論島のワークショップ・星砂探しを体験する来場者(奄美群島観光物産協会提供)

 「ツーリズムEXPO(エキスポ)ジャパン2020旅の祭典」が10月29~11月1日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどであった。観光地が、企業や一般の来場者へ魅力をPRするイベント。奄美関連のブースも出展され、パンフレットや映像で世界自然遺産登録候補地としての自然の豊かさをアピールした。また星砂探しや竹細工体験などのワークショップを通して、奄美各島の魅力を発信した。

 

 イベントは日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局の共催。昨年の大阪開催では奄美群島は1ブースのみの出展だったが、今年は3ブースに拡大。関連する鹿児島県3ブースと合わせて計6ブースで奄美群島をPRした。

 

 前半2日間は旅行会社らが対象の商談日で、後半が一般日。奄美群島ブースでは①「ASAHISPIRITS」で喜界島の香り体験②大島紬の「くるみボタン」のヘアゴムづくり(奄美大島北部)③えらぶクレヨンでTシャツ、エコバッグ作り(沖永良部)④夜光貝磨き(徳之島)⑤竹細工(奄美大島南部)⑥星砂探し(与論島)-のワークショップがあり、多くの来場者が足を運んだ。

 

 参加した沖永良部島観光協会の古村英次郎事務局長(42)は「コロナ禍の中、奄美が海外旅行に代わる旅行先の一つとして注目を集めていたように思う。沖永良部のワークショップも好評だった」と話した。

 

 会場入り口では検温や入場者制限、ブース内では担当者がマスクとフェースガードを着用するなど感染症対策がとられ、「ウィズコロナ時代」の新たなスタイルによるイベント開催となった。