奄美物産、歌舞伎座でPR

2020年01月10日

社会・経済 

歌舞伎座地下に設けられた奄美物産のブース=東京・銀座

歌舞伎座地下に設けられた奄美物産のブース=東京・銀座

 東京・銀座の歌舞伎座地下にある「木挽町広場」で昨年11月から、奄美群島の特産品が販売されている。新黒糖の食べ比べなどに人気が集まり、好評を得ている。1月末まで開催される。

 

 販売を行っているのは、奄美市名瀬浦上町の株式会社HATTORI(服部嘉仁代表取締役)。奄美群島の文字を大きく染め抜いた横断幕でブースの存在をアピール。陳列棚には食品を中心に群島内の産品が並ぶ。人気を集めているのが喜界島や徳之島、奄美大島で生産された「新黒糖の食べ比べ」コーナーで、来場者が興味深そうに試食していた。食品以外では、黒豚の革製品の小物類なども注目を集めていた。

 

 歌舞伎観劇前にブースに立ち寄った女性(50代)は「不ぞろいの黒糖には親しみを覚えました。手作り感が残っているのが高評価」と産地ごとの黒糖を3袋購入していた。 店頭で販売に立つ服部社長は「奄美群島の産品を通じて世界自然遺産を目指している島の魅力をPRできたらと考えている。リピーター客も多く、真心のこもったものづくりが評価されていることを感じる」と手応えを語っていた。