宇検村合宿中の東北福祉大陸上部、田検小児童らに走るこつ指導

2018年02月22日

社会・経済 

ランニング教室で児童と交流する東北福祉大陸上部の選手たち=21日、田検小

ランニング教室で児童と交流する東北福祉大陸上部の選手たち=21日、田検小

 宇検村で合宿中の東北福祉大陸上部は21日、村立田検小学校(平島勝彦校長、児童50人)でランニング教室を開催した。長距離の女子選手とスタッフ合わせて14人が参加。児童らとレクリエーション形式で交流しながら速く走るためのこつや練習法を教えた。

 

 東北福祉大陸上部の宇検村合宿は2006年から始まり、今回で12回目。選手、スタッフは18日に来島し、27日まで合宿を行う予定。

 

 ランニング教室では、縄ばしご状の練習器具(ラダー)を使用したトレーニングを体験した。練習は2人1組。ラダーの上を「けんけんぱ」の要領で進み、出会ったところでじゃんけん。負けた方は退く。どちらが先に相手の陣地までたどり着けるかを競った。

 

 選手らは「もっと大きく手を振って」と児童らに声を掛けながら指導。教室の最後は児童と選手が競走して練習の成果を確かめた。児童代表の碇元陽衣さん(2年)は「道具を使って楽しく練習できた。これからもいっぱい走って練習したい」とお礼を述べた。

 

 尾関真衣主将(20)は「子どもたちに楽しんでもらえたようで、自分たちも励みになった」と感想を述べ、「宇検村は温暖で信号も少なく練習に適している。全日本大学女子駅伝8位入賞を目指し思う存分練習に励みたい」と合宿の目標を話した。