復興支援へ焼酎販売 熊本豪雨 チャリティー、森さん(奄美市)発案 

2021年01月23日

社会・経済 

豪雨災害被災地の支援に向けて焼酎のオリジナルボトルをアピールする森さん=22日、奄美市名瀬

豪雨災害被災地の支援に向けて焼酎のオリジナルボトルをアピールする森さん=22日、奄美市名瀬

 熊本県を中心に各地で大きな被害が出た昨年7月の豪雨災害の被災地を応援しようと、奄美市名瀬の西平酒造(西平功社長)は今月、復興支援ボトル「GOT MY DICE KUMAMOTO」のチャリティー販売を開始した。奄美市名瀬のシンガー・ソングライター、森拓斗さん(33)が発案した。利益は熊本県で災害復興に取り組むNPO団体の「め組JAPANプロジェクト」へ全額寄付する。

 西平酒造は企業や個人を対象に、オリジナルラベルで同社の商品を販売するプライベートボトル事業を展開している。同社杜氏(とうじ)の西平せれなさん(33)が森さんと幼なじみでシンガー・ソングライター仲間ということもあり、復興支援ボトルの企画が実現した。

 ボトルの名前は熊本の方言で「がんばる」という意味の「がまだす」にちなんだ造語。ボトルの命名や寄付先の紹介などは森さんの中学校時代の同級生で熊本県在住の前島大和さん(33)が協力した。

 以前から被災地への募金活動などを行っていた森さんは「奄美の素材を使ってできる面白い支援方法だと思う。ボトル名にある通り、復興に向けてサイコロの目のように少しずつ進んでいこうという思いが伝われば」と話した。

 商品は西平酒造の奄美黒糖焼酎「加那25度」と同じもの。1本500㍉㍑入りで価格は3千円(税込み)。西平酒造オンラインショップ
(https://nishihira.theshop.jp/items/37729010)で1月31日まで注文を受け付け、順次発送する。

 問い合わせは電話0997(52)0171西平酒造。