新たな価値観生み出したい-Shall We Design

2014年06月05日

社会・経済 

若手デザイナーらが共同オフィス設立140604 一般社団法人Shall We Design(シャル・ウィー・デザイン=SWD、酒井一徳代表)は5月30日、奄美市名瀬に「コワーキングスペース」(共同オフィス)を設立した。奄美大島内外の若手デザイナーや個人事業主が入居するほか、セミナーやイベントなどにも使えるフリースペースもある。酒井代表は「ここを拠点にクリエイター同士が出会い、新しい価値観を生み出していきたい」と話している。

 SWDはクリエイターなどの若手個人事業主同士の出会いを広げ、デザインで食べていける環境を整えるなどの目標を掲げて2012年6月に発足した。これまでにお土産パッケージや宇検村のパンフレットなどを手掛けている。島内外の14人12団体が所属しており、プロジェクトの集約管理のため、今年4月に一般社団法人化。共同オフィスは自分たちの手で改修、家具も手作りした。
 共同オフィスには現在5人が入居しており、将来的には10人まで拡大が可能。フリースペースには10人が会議できるデスクセットやプロジェクターなども用意しており、時間単位で貸すこともできる(有料)。
 酒井代表は「島らしさを残しつつ新しい見せ方で島の魅力を島外に発信したい。拠点ができ、島内外の同業者同士で交流を深められる。デザインの力をみなさんに再認識してもらい、地域を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
 フリースペースなどの問い合わせは電話0997(69)3891SWDへ。

写真:デザイナーなどの共同オフィスやフリースペースを備えたSWDのコワーキングスペース=奄美市名瀬入舟町