与論で39・1㍍、停電や避難相次ぐ

2014年07月09日

社会・経済 

高波が押し寄せる知名漁港=8日午前11時20分ごろ、知名町

高波が押し寄せる知名漁港=8日午前11時20分ごろ、知名町

 大型で非常に強い台風8号は8日、奄美地方全域を風速15㍍以上の強風域に巻き込みながら東シナ海を北上した。与論島は風速25㍍以上の暴風域に入り、午後2時22分、7月としては同島の観測史上最も強い最大瞬間風速39・1㍍を記録。午後7時までに同町など南部を中心に8市町村で184世帯310人が公民館などに身を寄せた。午後11時現在、南部を中心に1万8700戸が停電している。台風が予報円の中心を進んだ場合、奄美地方が強風域を抜け切るるのは11日になる見通し。9日もうねりを伴う高波のほか、局地的な激しい雨と落雷や竜巻などの激しい突風、高潮にも注意が必要だ。