最優秀賞は興紬商店 紬グランプリ、8日から公開

2020年02月06日

社会・経済 

本場奄美大島紬グランプリ最優秀作品賞に輝いた㈲興紬商店の作品=5日、奄美市名瀬

本場奄美大島紬グランプリ最優秀作品賞に輝いた㈲興紬商店の作品=5日、奄美市名瀬

 2020本場奄美大島紬グランプリと、第31回本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト「翔け(はばた)あまみ」、紬従事者の技を競う第23回地球印競技会の審査が5日、奄美市名瀬の同市産業支援センターであった。紬グランプリでは、興紬商店が最優秀作品賞に当たる鹿児島県知事賞に選ばれた。各作品は8、9の両日一般公開される。

 

 紬グランプリは▽9マルキ以上▽7マルキ▽男物―など6部門に98点の出品があり、それぞれ製品の斬新さや市場性、色彩、デザインなどを審査。全部門で最も点数の高かった最優秀作品賞と、各部門の優秀作品賞を選出した。

 

 地球印競技会は98点の中から図案、染め、締め、加工、織りの5工程別に柄の構成や絣(かすり)の表現力、色の堅牢(けんろう)度などを審査した。

 

 翔けあまみは品質向上や消費者ニーズに合った商品作りが目的。各機屋が商品化した2019年の原図コンテスト(奄美群島地域産業振興基金協会主催)入賞作品7点を審査し、上位3点を選出した。

 

 一般公開は8、9の両日、午前10時~午後5時(最終日は午後4時)。10日午後3時から表彰式を行う。