未公表「米軍政下の奄美」 軍政府職員が撮影

2014年07月12日

社会・経済 

おがみ山から撮影したとみられる名瀬の街。裏書きには「米軍が来島、当時の名瀬市。S21、22年ごろ」。山の頂まで開墾されていた状況が分かる

おがみ山から撮影したとみられる名瀬の街。裏書きには「米軍が来島、当時の名瀬市。S21、22年ごろ」。山の頂まで開墾されていた状況が分かる

 米軍政下(1946~53年)の奄美を撮った写真群が父から息子へと引き継がれていた。撮影者は奄美市名瀬にあった米軍政府の元職員、故岩城三郎さん。保管者は長男の隆二さん(63)=群馬県藤岡市。ほとんどが未公表とみられる写真群は、分厚い紙製トランクに詰め込まれ、半世紀にわたり移動を重ねていた。
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 南海日日新聞社は岩城さんの協力を得て、所蔵写真の被写体となった人々や撮影地の確認作業を進めます。整理後に順次掲載していく計画です。今回の掲載写真に関する情報も求めています。電話0997(53)2127編集局報道部。