東京に「春一番」 〝とくの島〟観光・物産フェア

2018年02月20日

社会・経済 

今年もにぎわった〝とくの島〟観光・物産フェア=18日、東京・代々木公園

今年もにぎわった〝とくの島〟観光・物産フェア=18日、東京・代々木公園

 第6回「〝とくの島〟観光・物産フェアin東京」(関東徳州会・徳之島3町郷友会主催)が18日、東京・代々木公園であった。この日の東京は好天に恵まれ、家族連れなど約2万5千人が来場。出荷が本格化した赤土新バレイショ「春一番」の味覚を楽しみ、多彩な音楽に聴き入った。会場は寒さを吹き飛ばす「徳之島パワー」で熱気に包まれた。

 

 フェアは関東エリアにおける徳之島物産の販路拡大、観光PRが目的。高岡秀規徳之島町長と大久保明伊仙町長があいさつし、出身者のふるさとに寄せる気持ちに謝辞を述べた。今年も徳之島出身者ら約200人がボランティアで参加した。

 

 今年は37店舗が出店。「春一番」のバター焼きやタンカン、奄美黒糖焼酎、豚汁、おでん、黒糖などを販売した。中でも徳之島からサトウキビを持ち込み、搾り立てのジュースを提供するブース、その場で製糖するブースなど「出来たて・作りたて」コーナーが人気を集めた。

 

 祖父母が徳之島出身の赤間一花ちゃん(4)は、母親と共に「サトウキビ搾り」にチャレンジ。口に含むと「おいしい」と笑顔。「この笑顔が見たくて、島からキビを送ってもらったんだよ」と店主が答える一幕も。

 

 展示即売の目玉になったのが、徳之島産の赤土新バレイショ4㌧とタンカン1・5㌧。正午前には完売した。 毎年好評の芸能ステージには、島ゆかりのアーティスト15組が出演し、客席は立見が出る盛況ぶり。総踊りの「ワイド節」「六調」でにぎやかに締めくくった。

人気を集めた「サトウキビ搾り」コーナー

人気を集めた「サトウキビ搾り」コーナー