糖度、着色とも良好 沖永良部マンゴー品評会

2018年07月31日

社会・経済 

沖永良部島の生産者から17点の出品があったマンゴー品評会=30日、知名町商工会館

沖永良部島の生産者から17点の出品があったマンゴー品評会=30日、知名町商工会館

 沖永良部果樹生産組合主催の2018年度マンゴー品評会が30日、知名町商工会館であった。和泊と知名の両町から計17点の出品があり、和泊町国頭の田中隆治さん(61)のマンゴーが金賞に輝いた。

 品評会は沖永良部島マンゴーの生産振興と高品質果実生産によるブランド確立を目的として2年ぶりに開催。

 

 町別の出品数は和泊10、知名7。出品規格は沖永良部島内で生産されたマンゴー(アーウィン種)で、1キロの化粧箱に2~3玉入り。

 

 審査は県農業開発総合センター大島支場の坂上陽美研究専門員を委員長に、県大島支庁沖永良部事務所や両町の担当職員ら5人が審査した。審査基準は①果皮の着色や障害などの外観②玉ぞろい③糖度④食味―など。

 

 審査の結果、糖度は最低が11・7度、最高が15・5度。出品された半数以上で13度を上回った。

 

 坂上審査委員長は「出品された果実はどれも糖度が乗っていて着色も良く、高得点が多い中での審査となった。来年に向けて引き続き素晴らしい果実を作ってほしい」と講評した。

 

 田中さんは「金賞を目指して頑張ってきたのでうれしい。今年はマンゴーの送り先から『おいしい』という連絡をたくさんもらい、励みになっていた。今後も自信を持って取り組んでいきたい」と話した。

 

 金賞以外の受賞は次の通り。(敬称略)

 ▽銀賞 東孝一(和泊)、田中亜由美(同)▽銅賞 川畑強(同)、伊井忠寛(知名)