紬のとくやま、ポロシャツ開発

2020年08月21日

社会・経済 

とくやまが紬ポロシャツ販売200818榊原 暑い夏にも本場奄美大島紬に親しんでもらおうと、奄美市名瀬の紬のとくやまは、紬のワンポイントを施したポロシャツを開発した。職場での軽装を促す「クールビズ」需要も見据え、徳山貴広店長(38)は「地元の伝統織物をもっと多くの人に楽しんでもらいたい」とアピールした=写真。

 

 同店は大島紬のバッグやネクタイなどのほか、前立てや襟などに紬を使用したワイシャツを販売している。客の「もっと気軽に着られる商品がほしい」との声を受け、今回初めてポロシャツを作った。

 

 基になるポロシャツは既製品で、胸のポケットに伝統の龍郷柄を縫い付けている。中性洗剤を使って家庭で洗濯できる。一つ一つ手作りのため少数生産だが、ポロシャツや紬生地を持参して自分だけの1着を作ることもできるという。同店は紬生地の量り売りも行っている。

 

 徳山店長は「より涼しく奄美の夏を過ごしてもらえる。柄なども柔軟に対応できるので相談してほしい」と話した。ポロシャツは白と黒の2色でサイズは男性用M~3Lの4展開。価格は1枚4400円(税込み)。

 

 問い合わせは電話0997(52)4027紬のとくやま。