蔵元と焼酎ファンが交流 杜氏や職人との会話楽しむ 奄美市名瀬

2019年09月17日

社会・経済 

奄美黒糖焼酎ファン80人が参加した蔵元との交流イベント「島酒飲もうでぃ」=15日、奄美市名瀬

奄美黒糖焼酎ファン80人が参加した蔵元との交流イベント「島酒飲もうでぃ」=15日、奄美市名瀬

  奄美黒糖焼酎ファンと蔵元との交流イベント「島酒飲もうでぃ」(酒屋まえかわ主催)が15日、奄美市名瀬のライブハウスASIVIであった。奄美大島と喜界島の6蔵元が奄美黒糖焼酎の魅力や酒造りへの思いを語った。来場者は各蔵元の定番銘柄や新商品などで一献傾けながら、杜氏や酒造り職人との会話も楽しんだ。

 

 奄美大島内外から愛好家ら80人が来場。焼酎は朝日酒造(喜界町)、奄美大島酒造(龍郷町)、山田酒造(同)、渡酒造(奄美市名瀬)、西平酒造(同)、富田酒造(同)の約30銘柄が並んだ。

 

 ステージで蔵元紹介があり、関係者は「黒糖の違いで味わいの違う焼酎ができる」「全ての原料を奄美大島産にした銘柄にも取り組んでいる」「焼酎が皆さんの生きる糧、生活の一部になってほしい」「奄美が誇る黒糖焼酎であるように頑張って造り続けたい」などと語った。

 

 10年以上前から奄美を何度も訪れているという前田秀樹さん(56)=大阪府在住=は「黒糖の香りが好き。蔵元の人と話すことができて最高だった。これからも関西で黒糖焼酎の魅力を広めたい」。まえかわの前川晴紀代表(54)は「9年ぶり5回目の開催。他の蔵元にも声を掛け、新たな内容を検討し、今後は年1回ほどのペースで開きたい」と話した。

 

 ピアニスト村松健さん(奄美市名瀬在住)らの演奏もあり、酒宴に花を添えた。