観察パンフレット発行 「夜の海辺の生きもの」無料配布 鹿大島嶼教研センター奄美分室

2018年03月29日

社会・経済 

鹿大学島嶼教育研究センター奄美分室が作成した「夜の海辺の生きもの観察」パンフレット

鹿大学島嶼教育研究センター奄美分室が作成した「夜の海辺の生きもの観察」パンフレット

 鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室はこのほど、「夜の海辺の生きもの観察」パンフレットを作成し、無料配布を始めた。奄美で観察できるゴカイとカニを紹介している。

 

 パンフレット発行は、奄美市を研究拠点に2015年度から取り組む「薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育研究拠点形成」プロジェクトの一環。著者は同大学大学院理工学研究科の佐藤正典教授。

 

 昨年8月に瀬戸内町で行われた観察会の報告を兼ね、ゴカイとカニの生殖行動を中心とした生態や特徴、人間の暮らし、沿岸開発が与えている影響などを、写真や図を交えて解説している。

 

 同奄美分室の藤井琢磨特任助教は「子どもたちの自由研究の参考にもしてほしい」と話している。

 パンフレットは300部を配布予定。希望者は奄美市名瀬柳町の同奄美分室へ。電話0997(69)4852。