離島の特産品PR 喜界、沖永良部の3業者出店 かごしま島々フェア 

2021年12月19日

社会・経済 

多くの買い物客が訪れた「かごしまの島々フェア」=18日、鹿児島市のウォーターフロントパーク広場

【鹿児島総局】県内離島の物産展「かごしまの島々フェア」(県離島振興協議会、県主催)が18日、鹿児島市のウォーターフロントパーク広場で始まった。喜界島、沖永良部島の3事業者を含む7事業者が参加。期日は19日までで、初日から多くの人でにぎわった。

 

県内離島の知名度向上と特産品の消費拡大が目的。種子島や長島町の獅子島の事業者のほか、奄美からは喜界島酒造、喜界島観光物産協会、おきのえらぶ島観光協会が出店した。

 

黒糖やゴマ、花良治(◆けらじ)ミカンなどを使った加工品など22種類を店頭販売した喜界島観光物産協会の田邉大智事務局長(37)は「来場者との交流を通して喜界島の情報発信を行うとともに、島の素材を活用した加工品を味わっていただき、島のことを知ってもらう機会になれば」と話していた。

 

黒糖などを購入した鹿児島市の60代女性は「奄美の特産品が好きで物産展によく出掛ける。友人にも特産品をお裾分けして紹介したい」と話した。

 

会場では「農業法人ファーマーズマーケット2021」も同時開催。県産農産品の直売のほか、ミニトマトすくいなど各種イベントが行われた。