2期連続の豊作期待 葉タバコの収穫進む 沖永良部島

2018年05月22日

社会・経済 

青々と育った葉タバコのほ場で、収穫を行う田中富行さん(手前)=知名町正名

青々と育った葉タバコのほ場で、収穫を行う田中富行さん(手前)=知名町正名

 沖永良部島特産の葉タバコの収穫作業が進んでいる。今期の作柄は昨年に続く豊作型。沖永良部では梅雨入り後も晴れた日が多く、これまでのところ収穫作業は順調に進んでいる。

 

 沖永良部島は奄美唯一の葉タバコ産地で、現在は知名町の27戸で栽培。17年期産は約57・8㌶で収量123・9㌧、販売額2億4千万円。単収(10㌃当たり収量)は214㌔だった。

 

 今期は単収220㌔を目標に27戸が約56・8㌶で栽培している。4月中旬に始まった収穫は7月上旬ごろまで続く見通し。

 

 知名町正名の葉タバコ農家、田中富行さん(65)は今期約230㌃で栽培。息子の俊男さん(43)ら家族と共に葉タバコ専用の機械を使い、朝から夕方まで収穫に精を出している。

 

 富行さんは「3月ごろに干ばつもあったが、全体的には順調に生育していると思う。収穫終盤の6月まで台風が来なければ2期連続の豊作と言えるのでは」と話した。