JAL7路線に新運賃/羽田へ最大69%割引も

2014年08月26日

社会・経済 

 県は25日、改正奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)の目玉として創設された「奄美群島振興交付金」を活用した奄美群島交流需要喚起対策特別事業のうち、JALグループと連携した新たな割引運賃の発売が10月26日搭乗分から始まると発表した。成田―奄美大島に定期路線を就航させたANAグループの格安航空会社(LCC)のバニラ・エアも冬期ダイヤ(10月26日~2015年1月31日)で同事業をにらんだ新運賃を今月7日に発表している。
 県交通政策課によると、JALグループの新割引運賃は閑散期の需要喚起のため、特便割引や先得割引、スーパー先得などの前売り系運賃を本土―那覇間の同種の運賃程度のレベルに引き下げる。
 事業期間は冬期ダイヤの10月26日~15年3月28日で、羽田、伊丹、福岡―奄美大島と鹿児島―喜界、徳之島、沖永良部、与論の計7路線が対象となる。
 割引率は特便割引(7日前割引)の伊丹―奄美大島の44%から、最大でスーパー先得(55日前割引)の羽田―奄美大島の69%。
 主なものでは、先得割引A(28日前割引)の羽田―奄美大島(片道運賃)で従来の3万2300円から1万8300円に、伊丹―奄美大島が従来の2万6700円から1万5200円に、福岡―奄美大島が従来の1万9200円から1万3700円にそれぞれ軽減される。