PCR検査センターを設置 鹿児島空港など

2021年11月27日

社会・経済 

鹿児島空港に開設された新型コロナのPCR検査センターを視察する塩田知事(右)=26日、霧島市

 新型コロナウイルスのPCR検査などが受けられる店舗来店型の検査センターが25日、鹿児島空港(霧島市)に開設された。3種類(2100円~7900円)の検査を提供し、陰性証明もダウンロードして入手できる。26日は塩田康一知事が同センターを視察した。

 

 検査は、①新型コロナとインフルエンザを同時に検出する「エキスプレスPCR検査」(税込み7900円)②入国検疫レベルの高精度抗原定量検査「クイック検査」(税込み2100円)③唾液による「高精度PCR検査」(税込み2300円)。①と②は約30分後、③は翌日中に結果が分かる。ウェブサイトによる完全予約制で、キャッシュレス決済のみ対応する。

 

 検査センターは空港ビル1階の到着ロビー近くに設置。視察した塩田知事は「本県は医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な離島を抱えている。安心して楽しんでもらうためにも、来県される方などにはぜひ検査センターを活用してもらいたい」などと述べた。

 

 検査センターは住宅販売や介護事業を手掛ける木下グループ(本社・東京都)が鹿児島県と連携して設置。県内では鹿児島市金生町にも開設した。同グループは奄美群島など県内離島の空港での検査センター開設について「要望があれば前向きに検討したい」としている。