SNSで魅力を発信 外国人がモニターツアー 奄美大島

2020年11月22日

社会・経済 

カヌーを体験する奄美大島モニターツアーの参加者ら=21日、奄美市住用町

カヌーを体験する奄美大島モニターツアーの参加者ら=21日、奄美市住用町

 県内在住の外国人による奄美大島モニターツアーが21日に始まった。奄美大島の魅力を会員制交流サイト(SNS)を使って世界に発信してもらうことが目的。参加した外国人6人は奄美の自然や文化、食を楽しんだ。

 

 世界自然遺産登録を見据え、県と県観光連盟の共催。中国や台湾、ベトナム、韓国、イギリス、カナダに国籍を持つ外国人に加え、県PR・観光戦略部観光課の職員や通訳らが同行した。

 

 ツアーの設定は▽奄美大島フォトジェニック旅(Aコース)▽島人の暮らしに触れるウエルネス旅(Bコース)│の2コース。初日は、Aコースが奄美市笠利町から瀬戸内町、奄美市住用町を巡り、Bコースは奄美市笠利町から宇検村、大和村を回った。夜は全員、奄美市名瀬で島唄や島料理を堪能した。

 

 奄美市住用町のマングローブパークでカヌーを楽しんだ川原メリンダさん(54)=カナダ=は「カヌーは高校生から親しんでいるが、とても静かで自然の中にいる感じは奄美が初めて。ウナギやカニも見ることができ家族で楽しめる」と笑顔で話した。

 

 ツアーは23日まで。参加者は3月中旬までにSNSで1スポット当たり1投稿以上を掲載する予定。