「後輩たちの助けになれば」 選抜出場OBが寄付目録贈呈 大島高校野球部

大島高校野球部の武田主将へ寄付金の目録を手渡すOBの重原龍成さん。左は当時の副主将・泊慶悟コーチ=17日、奄美市名瀬(提供写真)

 2014年春の選抜大会に21世紀枠で出場した県立大島高校の野球部OB(同校66、67回卒)は17日、母校の野球部へ寄付金の目録を贈った。当時の主将だった重原龍成さん(25)が奄美市名瀬運動公園市民球場で練習する後輩たちのもとを訪れ、武田涼雅主将に手渡した。

 

 同高校野球部は、9月25日に鹿児島市で開幕した第149回九州地区高校野球大会鹿児島県予選で初優勝。離島勢初の県制覇と12季ぶり3回目の九州大会出場を決めた。

 

 重原さんらは同部が初の決勝進出を決めた際に寄付金を集めようと計画。歴代野球部OBでつくる安陵球児会の前里佐喜二郎会長と、選抜出場のチームを率いた前監督の渡邉恵尋さんの助言もあり、当時のチームメイトに声を掛けて賛同を得た。目録は当時の保護者会と連名。

 

 重原さんは「連泊で経済的な負担が大きいことは経験から知っている。当時お世話になった方々へ恩返しの意も込め、後輩たちの助けになればと考えた」と語り、「周囲の期待もあるだろうが、子どもたちにはただ、野球を楽しんで、自分たちの目標に向かって一生懸命頑張ってもらえたら」と話していた。

 

 塗木哲哉監督は「遠征費は多額。本当にありがたい。九州も一戦一戦きっちり戦っていきたい」と感謝。

 

 武田主将は「応援していただいている分、地域の方に恩返しの気持ちで甲子園を決めたい」と力を込めた。

 

 九州大会は11月6~12日、鹿児島市で開催。組み合わせ抽選会は10月29日に同市の白波スタジアム会議室で行われる。

 寄付金は月末まで募り、九州大会へ出発する前に野球部に手渡す予定。