主将武田、勝利呼び込む力投 九州高校野球

8回を投げ1失点と力投した武田涼雅=11日、鹿児島市の平和リース

  「大野が投げないと勝てないと思われるのも嫌だったんで」と二回途中から登板した主将の武田涼雅。高校では今春の地区大会で2イニング投げたのが最後で、鴨池のマウンドは中学以来というが、八回を1失点に抑える好投でチームに勝利を呼び込んだ。

 

 130㌔未満のストレートとスライダーを主体に、コントロール重視で打たせて取るピッチングを心掛けた。「周囲から見て楽しそうであること、チームに流れを呼び込むことを意識した。自分も楽しめた」と笑顔を見せた。

 

 初の決勝進出に「たくさんの方々の応援のおかげ」と感謝。「ここまで来たら優勝しかない。神宮大会にも行きたいので明日も全員で臨みたい」と意気込みを語った。

 

 チーム勢いづける1打/今大会初出場の体岡

 

4回、無死2、3塁で2点適時打を放つ大島の体岡=11日、鹿児島市の平和リース球場

 準決勝で大島打線が12安打11得点と爆発した。内野手でスタメンの体岡大地(1年)は、今大会初出場。四回に巡ってきた大事な場面では2点タイムリーを放ち、チームを勢いづけた。

 

 チャンスで打席に立ったのは四回、無死2、3塁から粘り強くライト前に打ち返した。「ちょっと詰まった当たりだったが、思い切りバットを振った。点差が開いてチームのムードが落ち込んでいたので打ててよかった」と振り返った。チームは続く五、六回と得点を重ねて逆転に成功した。

 

 体岡は喜界島出身。試合前には島の友人らから「頑張れ」とスマートフォンにメッセージをもらった。「一緒に野球をやってきた友達や指導してくれた先生たちに感謝の気持ちを伝えるため、きょうの勝ちに満足せず、優勝を目指したい」と表情を引き締めた。