歴史的勝利に大歓声 大島高校でライブ観戦 

大島勝利の瞬間、割れんばかりの大歓声を上げる生徒たち=9日、奄美市名瀬の大島高校

 大島高校野球部が九州地区高校野球大会の準々決勝、興南(沖縄)戦に臨んだ9日、奄美市名瀬の同校で学校応援が行われた。1、2年生ら約450人が体育館に集まり、ライブ配信を大画面に映し出して観戦。センバツ出場を手繰り寄せる歴史的勝利に、割れんばかりの大歓声を上げた。

 

 エース大野投手を中心に堅守で無失点を続ける大島ナインに、生徒らは幾度となく拍手を送った。3回、大野投手と武田主将、好調の中が適時打を放つと、応援のボルテージは急上昇。9回、相手打者の空振り三振でゲームセットを迎えると、大歓声が沸き起こった。

 

 勝利の瞬間、最前列で同級生と抱き合い、喜んだ2年の奥平光さんは「同じ校庭で練習してきた野球部の努力が実を結んだ」と興奮。大野投手らと同じクラスの福島彩さんは「普段とのギャップが格好良かった。信頼し合う選手たちの雰囲気に感動した」と語った。

 

 「武田主将は入学当初から『島から甲子園に行く』と言い続けていた。自分も一緒に戦った気分」と話すのは1年時に同じクラスだった鈴木美海さん。7年前のセンバツ出場をテレビ観戦した山田太陽さん(2年)は「甲子園は遠い夢舞台だと思っていた。実力で手繰り寄せたのは本当にすごい」と野球部を称えた。

 

 ライブ配信を通じた学校応援は、今大会県予選決勝に続いて2回目。センバツ出場の可否を大きく左右する一戦とあり、吹奏楽部など生徒約40人らは現地で応援した。受験を控える3年生は一部希望者が1、2年生と別室で観戦した。

 

 永迫昌毅教頭は「選手たちは応援を力に変え、応援する側は選手の活躍に元気をもらった。全員でつかんだ勝利」と話した。