県内スポーツ合宿大幅減 大島は7地域中最多 20年度調査

 県がまとめた2020年度のスポーツキャンプ・合宿実績によると、県内でスポーツキャンプや合宿を行った県外からの延べ人数は、調査を開始した09年度以降、3番目に少ない4万5945人にとどまった。前年度比71・4%の大幅減で、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響した。地域別では大島地域が1万4342人で県内7地域中、最多。前年度の1万9615人から5000人以上減少したものの、唯一、1万人を超えた。

 

 県全体の減少要因については、新型コロナの感染拡大により各種スポーツ大会やイベント、合宿などが相次いだほか、感染防止策のため県外での誘致活動を大幅に自粛したことが大きく影響。19年度に県内5市で開催された「南部九州総体2019」での事前合宿の減少分も重なった。

 

 延べ人数の減少率を地域別にみると、最も高いのは鹿児島地域で前年度比86・5%減。以下、▽熊毛83・6%減▽北薩83・4%減▽大隅78・4%減▽南薩62・1%減▽姶良・伊佐52・0%減―と続き、大島地域は最も低い26・9%減だった。

 

 県内の市町村で延べ人数が最も多かったのは奄美市の8641人で、次いで天城町の4962人。19年度に最も多かった鹿児島市は4762人で3位となり、この3市町で全体の40%を占めた。

 

 大島地域の減少率の低さについて県は、入り込みの大半を占める陸上競技の減少率が低かったことや、社会人(実業団)の合宿中止のケースが少なかったためと分析している。

 県全体の実人数は7257人(前年度比80・4%減)まで減少。大島地域の実人数は1124人で674人減少した。奄美市の実人数は218人減少して730人。天城町は141人減少し357人、徳之島町は206人から37人まで減った。

 

 県全体の団体数は383団体で、前年度比1785団体の減。大島地域は30団体減の105団体だった。

日本実業団陸上競技連合の奄美合宿=1月、奄美市名瀬