亀津中出身の豊田が優勝 東西学生体重別選手権 奄美出身4選手が全国へ

2020年09月16日

スポーツ

西日本学生相撲個人体重別選手権大会の85㌔未満を制した豊田(提供写真)

西日本学生相撲個人体重別選手権大会の85㌔未満を制した豊田(提供写真)

 学生相撲個人体重別選手権の西日本大会と東日本大会(西日本学生相撲連盟など主催)が13日、大浜公園相撲場(大阪府堺市)と靖国神社相撲場(東京都千代田区)であった。奄美勢は西日本の85㌔未満級で亀津中出身の豊田倫太朗(九州情報大)が優勝し、無差別級で古仁屋中出身の磯晃城(近畿大)が8強入りした。東日本大会では100㌔未満級で赤木名中出身の松元亜斗夢(日本大)が準優勝し、135㌔未満級で住用中出身の伊波興輝(同)が3位につけた。豊田、磯、松元、伊波の4選手は27日に大浜公園相撲場である全国学生相撲個人体重別選手権大会(毎日新聞社など主催)の出場権を得た。

 西日本で85㌔未満級を制した豊田は「コロナ禍で土俵で練習できない期間があり、公園の近くを走り込んだり、筋力トレーニングなどを重ねたりしてきた。全国では樟南高時代に果たせなかった優勝を勝ち取りたい」と話し、東日本の100㌔未満で準優勝した松元は「4月から腰を痛めた。練習も不十分のままの出場で不安もあったが、痛みに負けず集中して取り組めた。しっかり治療して全国に備えたい」、135㌔未満で3位の伊波は「昨年の大会で敗れた相手にリベンジを果たせたが、その分相手の技量も上がっており、危機感を感じた。残りの期間で調整し、まずは初戦突破を目指したい」と話していた。

東日本学生相撲個人別選手権大会で上位入賞した(左から)伊波、松元(提供写真)

東日本学生相撲個人別選手権大会で上位入賞した(左から)伊波、松元(提供写真)

 ■西日本学生相撲個人体重別選手権大会■

 〈85㌔未満級〉▽2回戦 豊田倫太朗(九州情報大)=上手投げ=三輪(朝日大)▽準々決勝 豊田=上手投げ=仁木(関学大)▽準決勝 豊田=つり出し=細野(朝日大)

 ▽決勝 豊田=上手出し投げ=福井(関学大)

 〈無差別級〉▽2回戦 磯晃城(近畿大)=引き落とし=石原(朝日大)▽準々決勝 山崎(近畿大)=寄り切り=磯

 

 ■東日本学生相撲個人別選手権大会■

 〈100㌔級未満〉▽決勝トーナメント1回戦 松元亜斗夢(日本大)=突き落とし=由留部(中央大)▽準決勝 松元=寄り切り=落合(東洋大)

 ▽決勝 外尾(日体大)=押し出し=松元

 〈135㌔未満)▽決勝トーナメント1回戦 伊波興輝(日本大)=下手出し投げ=長谷川(早大)▽準決勝 松園(日体大)=押し出し=伊波