五輪金の鈴木さん足技伝授 鈴木桂治さん、沖永良部島で

2019年08月21日

スポーツ

子どもたちに柔道を教える鈴木さん(左)=19日、和泊町

子どもたちに柔道を教える鈴木さん(左)=19日、和泊町

 アテネ五輪男子柔道100キロ超級の金メダリスト鈴木桂治さんによる柔道教室が19日、和泊町の沖永良部署道場であった。署員や和泊町柔道連盟、地元の子どもたちなど約30人が参加。鈴木さんが得意とする足技を中心に教わった。

 

 鈴木さんは沖永良部島出身の知人から毎年、地場産のジャガイモを送ってもらうなど親交があり、その縁で昨年家族で初来島。きれいな海など島の環境が気に入って再来島し、地元関係者の協力の下、柔道教室を開いた。

 

 鈴木さんは「腕の力で相手を動かそうとすると自分の足が止まる。そうではなく、自分の形にはめるために自分が動くことを意識して」などとアドバイス。小内刈りなどの足技を掛けるコツも伝えた。

 

 和泊小3年の谷山美璃さんは「教え方が分かりやすくて楽しかった。もっと柔道がうまくなりたい」。鈴木さんは「人数はそう多くないと聞いたが、子どもたちが島で柔道をしてくれていることがうれしい。これからも続けてもらいたい。家族みんな沖永良部島が好きで、来年もまた来ます」と笑顔で話した。