入来建武(与論2世)が優勝 全日本空手道選手権 新極真会

2020年11月27日

スポーツ

入来(左)の下段回し蹴りが光った男子決勝=22日、東京・港区

入来(左)の下段回し蹴りが光った男子決勝=22日、東京・港区

 第52回全日本空手道選手権(NPO法人全世界空手道連盟新極真会主催)は21、22の両日、東京都内であった。男子は与論2世の入来建武(25)=新極真会東京城南川崎支部=が優勝。第48回大会以来4年ぶりに全日本王座に返り咲いた。

 今大会は新型コロナウイルスの感染症対策で2日間の日程で無観客試合とし、選手、スタッフ全員に抗体検査を実施した。

 入来は65人が出場したトーナメントを勝ち続け、決勝で加藤大喜(28)=愛知山本道場=と対戦。判定ながら、キレのある動きと的確な下段回し蹴りで5ー0と完勝して優勝を飾った。

 入来は試合後のインタビューで「新極真のエースとしての自覚を持って臨んだ。時間をかけて走り込みやウエートトレーニングに励んだ。優勝できてホッとしている」と話した。

 新極真会の緑健児代表は「コロナ禍でも選手たちはしっかり準備していた。組織が一丸となり、3年後の世界大会に向けて準備したい」と語った。

 女子は久保田千尋(24)=久保田道場=が優勝した。