里綾実投手、個人プロとして活動開始

2020年01月21日

スポーツ

退団セレモニーで集まったファンに感謝を述べ女子野球への思いを語る里投手=2019年11月、わかさスタジアム京都

退団セレモニーで集まったファンに感謝を述べ女子野球への思いを語る里投手=2019年11月、わかさスタジアム京都

 国内女子プロ野球リーグで数々の記録を樹立し昨年11月の球団退団後は個人プロとして活動している奄美市名瀬出身の投手、里綾実さん(30)が、インターネットを通して自身の目標などを発信し、活動資金を募るクラウドファンディングを展開している。

 

 里さんは南海日日新聞社の取材に対し「メキシコで開催予定の2020女子野球ワールドカップに出場し、4大会連続のMVP(最優秀選手)獲得を目指している。目標としている活動資金は300万円。既に目標額の6割が寄せられた。島からも多くのエールが寄せられ感謝している。自身のW杯出場のみならず、女子野球の未来につながる環境づくりのために行動したい」と語り、支援を呼び掛けている。

 

 里さんは女子野球W杯で3大会連続MVPを獲得。120キロ超の速球とカーブが高く評価され、米国のメディアからは「アヤミ・サトは地球上最高の女子野球選手」とたたえられた。

 

 国内女子プロ野球では2013年に最多奪三振のタイトルを獲得したほか、16年には日本女子プロ野球機構の年間MVPに当たる角谷賞を受賞。昨年11月には惜しまれながら日本女子プロ野球の所属チームを退団。個人プロとして野球を続ける選択をした。

 

 資金を募るクラウドファンディングは2月18日まで行われる。