2年ぶりの奄美合宿 鹿商相撲部

2021年08月13日

スポーツ

奄美合宿で汗を流す鹿児島商業高校相撲部と地元の小学生ら=12日、奄美市名瀬

 鹿児島商業高校相撲部(禧久昭広監督、部員8人)の奄美合宿が11日から、奄美市名瀬の御殿浜公園内相撲錬成道場で行われている。同部は今月6~8日に新潟県であった全国大会(インターハイ)に出場。個人100㌔級で住用中出身の市田愛翔選手(3年)が3位入賞を果たすなど活躍した。合宿には、わんぱく相撲全国大会(10月31日、両国国技館)に出場予定の県代表児童らも参加。全国トップレベルの高校生の胸を借りて基礎練習に汗を流した。13日まで。

 

 新型コロナウイルスの影響もあり、奄美合宿は2年ぶり。インターハイまで戦った部員らのリフレッシュも兼ねて実施した。

 

 全国3位と健闘した市田選手は大会を振り返り、「最高だった。優勝を目指して結果は3位だったが、最後まで思いっきり自分の相撲を取ることができた」と笑顔。「小さい時は辞めたいとばかり思っていたが、ここまで続けてきてよかった。支えてくれた方々に感謝している」と話した。

 

 朝日中出身の西加陽斗主将(3年)は「島での練習は気合が入る。インターハイの団体戦はベスト8と悔しい結果だったので、10月の国体はリベンジのつもりで臨む。チーム鹿商としては戦えないが、鹿児島代表として優勝できるように頑張りたい」と抱負を語った。

市田選手(前列左)ら5人の奄美出身選手が在籍する鹿児島商業高校相撲部=12日、奄美市名瀬