外来種駆除に80人 奄美建設業協会など 奄美市住用町

ツルヒヨドリの駆除作業を行う参加者=26日、奄美市住用町(奄美建設業協会提供)

 奄美建設業協会(村上慎一郎会長)、奄美市、環境省などは26日、奄美市住用町の市道で特定外来生物のつる性植物ツルヒヨドリの駆除作業を合同で行った。関係者約80人が参加し、約1・5㌧分を取り除いた。

 

 ツルヒヨドリは南北アメリカ原産。11~12月に約3㍉の白い花が集まって咲き、綿毛を持つ種を多量に付ける。他の植物を覆いながら生育して枯らし、生態系に影響を及ぼす。奄美大島では20年ほど前に侵入が確認された。

 

 駆除作業には建設関係3団体の20事業所と奄美市の職員らが参加。環境省奄美野生生物保護センター自然保護官補佐の池上温人さんがツルヒヨドリの特徴や駆除の注意点を説明した。

 

 作業を行ったのは、同市住用町戸玉の市道山間市線沿いの2カ所、約50㍍の区間。道路沿いに生い茂ったツルヒヨドリを手作業で取り除き、防草シートを設置。ツルヒヨドリは名瀬クリーンセンターに持ち込んで焼却処分した。

 

 同じ場所での駆除作業は今年6、7月に続いて3回目。池上さんは「丁寧に取り除いても、土に埋まった種から生えてきたり、つるが残っていれば復活したりする。根絶を目指すには計画的に繰り返し作業を行う必要がある」と話した。

 

 奄美建設業協会の岩本正事務局長は「奄美の世界自然遺産登録前から外来種の駆除を行っている。自然と共存共栄していくために、今後も取り組みを続けたい」と述べた。