宮殿西をリーフチェック 与論島茶花沖

サンゴの状況を調査する参加者=9日、与論島の茶花沖(海の再生ネットワークよろん提供)

 【沖永良部総局】サンゴ礁の健康診断「ヨロン島リーフチェック」(NPO法人海の再生ネットワークよろん主催)が9日、与論島茶花沖であった。前年と同じ地点(通称・宮殿西)で調査した結果、造礁サンゴの被度(生きたサンゴが海底を覆う割合)は浅場(水深約5メートル)で50・6%(前年比11・8ポイント増)、深場(水深約10メートル)で26・3%(約11・9ポイント増)といずれも増加。調査ライン上に白化したサンゴは観察されなかった。

 

 リーフチェックは2000年から年2回実施。今回は島内ダイビングスタッフ9人が参加し、魚類や無脊椎生物の個体数、底質の状況を調べた。

 

 浅場、深場とも造礁サンゴ被度が増加した要因について、同法人は「昨年は海水温の上昇や台風の影響もなかったためと考えられる」と分析。今後の調査について「コロナ禍、多くの参加者を募って行うことが難しいが、継続してデータを取っていくことに意義がある。細く長く続けていきたい。コロナの状況を見ながらだが、普段潜っている海への問題意識を持ってもらう意味でも、次回はいろいろな年代のボランティアダイバーに参加してほしい」としている。