徳之島の森を探検だ 義名山の森(伊仙町)を満喫 奄美こども環境調査隊

琉球石灰岩を抱くように成長したアコウの木を見上げる隊員たち=4日、伊仙町伊仙

 奄美市の小中学生7人が参加する奄美こども環境調査隊は4日、徳之島で現地調査を実施した。徳之島での調査は初めて。徳之島町ジュニア・リーダークラブ「てぃだまい隊」の児童生徒ら5人も合流して伊仙町の義名山の森を散策。交流を楽しみながら奄美大島とは違う徳之島の自然を満喫した。

 

 奄美こども調査隊は奄美市教育委員会と南海日日新聞社の共催事業で、郷土の環境問題を学び将来の島の環境保全に取り組むリーダー育成が狙い。今回で5回目の実施となった。隊員らは3日に徳之島入り。施設見学や座学で徳之島の動植物について見識を深めた後、現地調査に臨んだ。

 

 義名山の森は奄美大島とは違う琉球石灰岩の土壌が特徴。徳之島で自然保護活動に取り組む徳之島虹の会のガイド5人の案内で独特の植生や多くの昆虫、爬虫(はちゅう)類と出合いながら約2時間かけてゆっくりと散策を楽しんだ。

 

 隊員の村田紺碧(あおい)さん(小宿中1年)は「お目当てのトクノシマヒラタクワガタは見つからなかったけど、オキナワキノボリトカゲやいろいろな種類のクモに合えた。生き物を探すのに夢中であっという間だったけど楽しかった」と笑顔を見せた。

 

 隊員らは4日午前には観光スポットのメガネ岩(天城町兼久)を観光したほか、同日夜には徳之島町母間の林道でナイトツアーも体験した。5日は磯の生き物の観察会などを予定していたが、台風の影響による船便の乱れを考慮して日程を短縮して空路で奄美大島へ帰るという。