生き物との関わり方学ぶ 喜界町で特別企画講演会

喜界島の生き物などについて学んだ講演会=1日、喜界町役場多目的室

 喜界島の生き物をテーマとした夏季特別企画講演会が1日、町役場で開催された。喜界町中央公民館の藤崎誠之さん、奄美博物館の平城達哉さん、奄美いんまや動物病院の伊藤圭子さんが登壇。町民ら約50人が参加し、同島の生き物の生態をはじめ、世界自然遺産や生き物との関わり方などについて学んだ。

 

 講演会は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録で奄美群島内の野生生物への興味や保護意識が高まっていることを受け、自然や生き物の魅力について町民の理解を深めることを目的に、喜界町教育委員会が主催した。

 

 喜界島の動植物の調査を続けている藤崎さんは「島で確認されている動植物は1200種類以上。オカヤドカリなどの甲殻類やリュウキュウメジロなどの鳥類といった生き物が身近に観察できる」と解説。絶滅したと思われていたダイトウウグイスが喜界島に生息していたことを例に「観察を続けることで新しい発見や生態系の変化を知ることができる」と語った。

 

 平城さんは、奄美群島の生物多様性や環境保全活動について、奄美大島や徳之島の情報を中心に講話。奄美群島はそれぞれの島で地形的特徴が異なることや、奄美・沖縄の世界自然遺産登録にも触れた。

 

 獣医師の伊藤さんは「自然と人とペットの素敵(すてき)な関係」と題し、野生動物の救護方法や野生生物・飼い猫などのペットとの関わり方について説明。野生動物とうまく譲り合って暮らしていくことやネコの適正飼育についても説明した。

 

 講演会に参加した20代女性は「ネコは外に出る必要がないことが分かって、とても勉強になった。飼い方について話を聞いて安心する部分もあった。家族として大切に飼っていきたい」と述べた。