勢力強め北上へ/奄美接近11~12日か

2014年10月08日

自然・気象

1版_C 非常に強い台風19号は7日午後3時現在、フィリピンの東海上にあって時速25㌔で西に進んだ。名瀬測候所によると、8日午後には925へと勢力を強め、9日以降北上する見通しだ。奄美近海は、うねりを伴う波が徐々に高まる。台風は11~12日に、奄美地方に接近する恐れがある。

 台風は7日午後3時現在、中心気圧945、中心付近の最大風速45㍍、最大瞬間風速60㍍。中心から半径130㌔以内は風速25㍍以上の暴風域、北東側330㌔以内と南西側280㌔以内は風速15㍍以上の強風域となっている。
 8日午後3時には中心気圧925、最大瞬間風速70㍍へと発達する。その後、徐々に北寄りに進路を取り北上。予報円の中心を通った場合、11日には沖縄・南大東島付近に達し、12日にかけて奄美地方に接近する可能性がある。
 同測候所は、予想進路の海水温などから、台風は勢力を大きく落とすことなく北上を続ける可能性があるとみている。