奄美地方梅雨明け
2019年07月14日
自然・気象
鹿児島地方気象台は13日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より14日、昨年より17日遅い。統計史上最も遅かった1983年、2010年の7月15日ごろに次いで、76年と並ぶ3位タイの記録だった。
名瀬測候所によると、梅雨前線を押し上げる太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、梅雨明けが遅れた。梅雨入りが発表された5月14日から7月12日までの降水量は、奄美市名瀬で平年の約1・5倍の975・5ミリ、沖永良部島で平年の約2倍の879ミリと奄美各地で平年を上回り、瀬戸内町古仁屋、天城町、伊仙町では1千ミリを超えた。
奄美各地でこの日は青空が広がり、気温が30度を超える真夏日となった。奄美市名瀬、瀬戸内町古仁屋、天城町、伊仙町では今年最高の暑さだった。各地の海辺では海水浴を楽しむ観光客や家族連れなどの姿が見られた。
奄美地方は向こう1週間、湿った空気の影響で雲が広がりやすい日はあるものの、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。