大島紬の魅力学ぶ 職員向け研修・販売会 県大島支庁

2022年12月09日

社会・経済 

本場奄美大島紬の着物の着付けを体験した職員=8日、奄美市名瀬

奄美市名瀬の県大島支庁で8日、職員を対象とした本場奄美大島紬の研修会と販売会があった。本場奄美大島紬協同組合女性部会(前田紀子会長)の会員が反物や小物製品を持ち寄り、大島紬の魅力を紹介した。

 

研修会は大島紬に触れる機会をつくり、伝統産業への理解と知識を深めようと毎年開催しており、職員ら約20人が参加した。身近に紬を親しんでもらうため、今回は着付け体験を実施。4人が紬の着物や反物を着用し、着心地を体感した。

 

販売会では会員6店舗が出店。ネクタイやバッグ、ストール、名刺入れなどが並び、職員たちは手に取って独特の感触を確かめたり、気に入った製品について質問していた。

 

前田会長は「職員には大島紬の良さを勉強してもらい、次の勤務地でも紬のPRをしてほしい」と期待。着付けを体験した総務企画課の小濵舞さん(22)は「肌触りがよく、日常生活で着ていたのも納得。年代を問わず着用でき、ほしいと思った」と話した。