黒龍王が初防衛 3千人が熱戦に沸く 徳之島・全島一闘牛大会

2023年05月05日

地域

息詰まる攻防の末、初防衛を果たした黒龍王(左)=4日、伊仙町の徳之島なくさみ館

【徳之島総局】ゴールデンウイーク恒例の徳之島全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦(天城町闘牛協会北部支部主催)は4日、伊仙町の徳之島なくさみ館で開かれた。全7番の取組があり、島内外から訪れた闘牛ファン約3千人が連休最大のイベントに沸いた。島内ナンバーワンを決める全島一優勝旗争奪戦はチャンピオンの「黒龍王」(面縄)が初防衛を果たした。

 

大一番の全島一戦は今年1月に新王者となった黒龍王が「黒天龍大鷹」(亀津)と対戦。序盤、挑戦者の速攻でフェンス際まで追い込まれたチャンピオンだったが、瀬戸際で持ちこたえると一進一退の攻防に。双方が高速で技を掛け合う息詰まる展開の末、王者が6分4秒で挑戦者を退けた。

 

ミニ軽量級の王者決定戦は石垣島から参戦した「友花形光ちゃん号」が3度目の防衛を達成。三賞は「一虎」(上面縄)が殊勲賞、「闘気」(浅間)が技能賞、「伊鵬山」(亀津)が敢闘賞に輝いた