ふるさと知る初ツアー 与論~沖永良部巡る 関西奄美会
2025年04月29日
社会・経済

初の島めぐりふるさとツアーで沖永良部、与論両島を楽しんだ関西奄美会の会員ら=27日、和泊町
【沖永良部総局】関西奄美会(先山和子会長)は24~27日、島めぐりふるさとツアーを行った。会員50人が参加。初の企画で沖永良部、与論両島の観光や文化を楽しんだほか、島民との交流を深めた。
同会は5地区で構成され、2024年度から沖与地区(和泊、知名、与論3町)が執行部を務める。これまで各地区それぞれでツアーを組むことはあったが、会全体での企画は初めて。
24日は沖縄を観光した後、25日に与論島入り。与論民俗村や与論城跡を回り、夜は懇親会で島民と交流した。26日に沖永良部島へ渡り、27日まで昇竜洞、笠石海浜公園などを巡った。夜の懇親会では地元団体による伝統芸能ヤッコ踊りやエイサーなどの演芸発表を楽しんだ。
先山会長(78)=知名町出身=は「群島で一つになるために、それぞれの島を知ってほしいとこのツアーを企画した。天気に恵まれ、島民との交流も深められ、最高のツアーになった。郷土会もそうだが、島も過疎化で衰退しつつあり、両地域をつなぐことによってそれぞれの再興ができれば」と語った。