ヒメタツナミソウ咲く 喜界島の固有種
2025年04月29日

朝日を浴びて輝く「ヒメタツナミソウ」(吉行秀和さん撮影)=25日午前7時ごろ、喜界町百之台
〇…喜界島の固有植物「ヒメタツナミソウ」が開花期を迎えている。シソ科の多年草で葉は長さ5~9ミリ。島内の生息地で、白色や淡紫色の小さな花を咲かせている。
〇…町の天然記念物で環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類、国内希少野生動植物種。平年は3月下旬から4月ごろにかけて開花する。
〇…ヒメタツナミソウ保護のため、観察やデータ収集を実施している町埋蔵文化財センターによると、今年は平年より開花が多め。担当者は「気温の影響か、今年は開花時期がやや遅く、たくさん咲いている印象。観察もしやすいと思う」と話した。