特産果実を学んで島外へ 瀬戸内町営農センター入所式

就農に向け橋本さん(前列中央)が決意表明した営農支援センター入所式=6月30日、瀬戸内町

  農業の人材育成を担う瀬戸内町営農支援センターの2021年度入所式が30日、町物産館であった。新型コロナウイルスの影響で入所生を受け入れるのは2年ぶり。奈良県から昨年Iターンし農家を目指す橋本幸雄さん(56)が「しっかりと学び、おいしいフルーツを島外へ広めたい」などと決意表明した。

 

 町役場や県大島支庁の農業担当課職員、指導者ら8人が出席。鎌田愛人町長(代読)は「コロナ禍で世の中の働き方への意識が変わる中、本町で農業を志してもらえることは大変喜ばしい。修了後、今以上に高い志を持って就農できるよう、関係機関一体となって支援していきたい」とエールを送った。

 

 橋本さんは昨年4月に妻の古里である同町伊目にIターン。家族でタンカンやパッションフルーツなどを栽培しているが、本格的な就農を目指して入所を決めた。「タンカンは人気だが、パッションフルーツはまだ知名度が低いと感じている。おいしさを知ってもらえるような農家を目指したい」と抱負を語った。

 

 同センターは2000年度から研修生を受け入れ、これまでに69人が修了、60人が就農している。